ケーブルのワイヤー部分に注油する方法

メンテナンスのためにケーブルのワイヤーに注油するときには、まず汚れてしまっている油を洗い流します。汚れた油をそのままにしていては新しい油の馴染みも悪くなりますし、カサついたままになってしまいます。しっかりと洗い流してから注油するようにしましょう。洗い流すときの手順としてはインジェクターをケーブル部分にセットして、パーツクリーナーなどで吹きかけます。エアーブローをしたら注油して、滑らかになるようにするだけです。

洗浄したい部分のパーツが剥がれていたら、瞬間接着剤で貼り付けておきます。パーツが何かに挟まれているときには、元の場所に戻すことも大切です。気になる部分を補修したら洗浄したら、汚れを洗い流すのは完了です。
次に注油をします。注油をするときにはノブ2本を手で緩めたら、ワイヤーを横から入れます。さらにアウターを差し込んで、2本のノブを締めておきます。1本1本きちんと締めておかないと綺麗に挟めないので、注意が必要です。側面の穴の部分から油を入れて、全体に染み渡るように注入します。注入しているときには横から油が出るので、いらない布やタオルで押さえておくと安心です。

ハーレーに付けたまま洗浄や注油をしても良いのですが、慎重にメンテナンスをしたいときには取り出してから油を注入します。付けたまま作業をするときには他のパーツやサドルバッグに油が付着しないように、タオルなどでガードしておくことも大事です。
ローターなどに付いてしまうとブレーキがききにくくなることがあるので、ゆっくりと作業しましょう。

新品のケーブルのワイヤーに注油する場合は、バイクに取り付ける前に粘土が高めのグリースを通して取り付けます。定期的なメンテナンスなサラサラしたオイルなどで洗浄してから、軽く粘土のあるオイルで滑りを良くしておくだけでも長持ちします。
長く放置をしている車両を走らせる前にも、しっかりと注油をしてメンテナンスをしておくことも重要です。